車中泊の思い出

これは9月25日の神戸の試合に行く道中に起こった事故の体験談で、
ボクシングファン・クラブ会員諸氏に送ったメールからの抜粋である。

いや、ひどい目に遭いましたが、一面いい経験でした。
昨日(9月23日)夕方5時、東京駅から新幹線に乗ったところ、
豊橋付近が豪雨とのことで徐行

6時半、新富士駅で停車
結局、深夜1時半前まで、7時間、新富士駅のまま

午前1時半、アナウンスに従い隣のプラットフォームのこだまに乗り換え
こだま各駅停車で東京駅までバック
また外に出て隣のプラットフォームへ移動

午前3時から6時まで、別の休憩列車(新幹線車両)で車中泊
午前5時、新幹線、当分不通とアナウンスあり
そこで新幹線で神戸への移動を断念、ネットで飛行機により神戸へ行く便を探す

6時、JR山手線で浜松町経由モノレールで羽田空港へ
7時前、羽田空港スカイマークカウンターで神戸空港行きキャンセル待ち依頼(1番目)
始発の7時20分発は乗れず

次の9時05分、キャンセル待ちで搭乗OK
10時20分神戸空港着
11時前 JR三宮駅で新幹線、全額払い戻し受け
12時前 真正ジム事務所着で計量(1時)に間に合う

昨日の午後5時に乗り、今朝6時まで13時間ずっと新幹線(乗り換え2回)


<教訓>
パニックにならず、落ち着くこと
泰然自若(といういい言葉がありますね)


<今回良かった点>
JRが1時間おきに現状報告のアナウンスをしてくれたこと
(事故発生時、なにより欲しいのは善後策をとるための指針となる情報)

深夜12時ごろ、水とカロリーメイト2個ずつ配ってくれた
(5年間保存水と書かれていた。新幹線はこのようなものを常備しているらしい)

新富士駅でのこだまへの乗り換え、東京駅でのこだまから休憩列車(アナウンスは「列車ホテル」とも呼んだ)への乗り換え指示が的確
払い戻しがスムーズ(三宮駅で)

普段から水泳とウォーキングで体を鍛えていたこと(同乗者、特に女性は窮屈な車中泊でかなり疲れていたようです)

JRから飛行機へ方針転換がうまくいった
荷物を少なくしておいてよかった(移動に便、今回、ごまたまごの土産を買わなかったのも幸い)


<反省点、向上点>
JRは午後5時の時点で、東京駅で、豪雨で途中、不通になる可能性、危険性を予測できなかったのか?
私自身はもっと早く家を出て、神戸に午後3時には入っておくべきだった(そうすると、豊橋の豪雨が避けられた)
新幹線を信頼しすぎてはよくない(万が一の場合の交通代替手段を頭のスミに置いておくべし)

水、お茶など余分に持っておくべし(水分は空腹しのぎになる)
糖分(あめ)も常備すべし(空腹しのぎ)
小さめのタオルをバッグにいれておくと便利(首タオルにできた)
新幹線車中は換気がいいかわり、長時間寝ていると、ちょっと首元が寒く感じた

寝返りを打てない形で、新幹線の座席に固定され、数日間、体の節々が痛かった。

起こったことは仕方がない。
なるようになる、と開き直り、流れに身をまかせる。
そんな体験をした。
(10−15−2022)


連合書道展 毎日新聞社賞

9月上旬、東京都美術館において開催された連合書道展で
拙作が毎日新聞社賞を受けた。皆様に御礼を申し上げます。