ジョー小泉のひとりごと 2021年1月


行雲流水

書道で揮毫(きごう)をするとき
「行雲流水」と書くことが多い。

行雲流水
とは、雲が行くごとく、水が流れるごとく、
流れにまかせ物事にこだわらぬことをいう。
つまり、臨機応変、物に応じ、事に従って行動すること。

「行雲流水」の印を大小、二種類つくり、水墨画あるいは書の拙作の余白に捺す。

呑気に生きよう、という自戒でもある。
(1−30−2021)


水墨画個展の申込み

 散歩の途中、昨年、個展を開かせていただいた公園事務所に寄った。
今年末の水墨画個展の話をするためだ。

 コロナ禍が終息してからという前提で、一応、11月1日からの2週間、予約を入れてきた。終わっていなければ、来年に回す。別に急ぐことではないのだから。

 それまでに、拙作を集めて待機しよう、と思う。楽しみができた。
(1−26―2021)


昔、こんなボクシングの本がありました サンプル#3

リングサイドで歌を聞いた
佐瀬稔著
ベースボール・マガジン社 1977年刊

 ボクシングマガジンに確か「感情的ボクシング論」というタイトルの連載があり、それを書籍化したもので懐かしい。
 著者はもう鬼籍に入られたが、ボクサーの心理に思い入れた文体は当時、人気があった。

 頁を折り返したところに、面白い有名なエピソードが書いてある。故郡司信夫氏が語った言葉の引用である。

 ピストン堀口がある試合で、コーナーに戻るなり、セコンドの岡本不二さんに「もう戦えない。棄権させてほしい」と申し出たことがある。岡本さんは首を振り、「いや、まだやれる。もう1回やってから考えよう」と答えた。その直後、相手の方が棄権を申し出て、ピストン堀口のTKO勝ちになってしまった。

 このような断片が興味あり、記憶に残っている。

 今年は、ボクシング・ファン・クラブ会員諸氏に日本語、英語のボクシングの本の紹介をしています。ブックマニアはどうぞご入会を。入会方法は、HPにて。
(1−25−2021)